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September 7, 2016

Ready Study Go

位置について、ヨーイ、ドン。を英語で、Ready Steady Go と言いますが、オリンピックでは、こんなに沢山の競技、特に陸上競技や水泳競技では全てスタートに、Ready Steady そしてピストルでバン、Go。と鳴らします。100メートル、から10000メートル、マラソンまで全て Ready, Steady, Go.で始まります。短距離で金メダルの人でも、長距離はダメだったり、身体能力や運動能力を競うことは、一概には得意不得意や向き不向きにもより、必ずしも、絶対的なものではない様に、この人は3000メートル障害では優勝できたけど、50キロ競歩では無理だったかもしれないな。と考えたりします。

そこで競技の設定や採用は、決め手に成る。なぜ150メートルはないのか? もしもゴールがあと10メートル遠かったら、結果は全然変わっていただろうと思われるレースを見るにつけ、とりあえず決めたゴールまでの長さが絶対のものではなく、仮に決めて、ただそこまでを競うことを楽しもうと言うことでスタートしたものではないか?でもそれが勝負では絶対の基準になり、喜んだり悲しんだり、人生のドラマが生まれるのです。

この初期設定で何処までをゴールにすると言うことと、健康な身体能力を常に向上させることとは、直接は関係なく、競技者はかえって不健康であったり、日常生活の健康とはむしろ反対の能力だったりすることがあります。そこでふと、これを自由大学での學びと比べてみると、學びそのものを深くし、思考能力や探究心と、試験、受験は直接関係ないと言うことが解ります。しかし取りあえずの基準にはなり、受験勉強も役に立つことがありますが、そこが、今までは人生の決め手に成る要素とされて来ました。その問題設定に自由大学は違うアプローチで考えて居ます。

特に自由大学が大切にしている、問題設定能力、問いかけの初期設定、何を問題とするかが問題であると言うことは、人生で、 自分自身で學び、自分を教え、自分で納得して生きて行く。その為の組織、仲間、そこを可能にする學びのキュレイター。一生學び続ける、という初期設定と、人生を実り有るものにして行こうと言う意欲。知的好奇心。これらを考えて行くと、ふと、問題設定、そして學び、新しく出発するという、Ready, Study,Go.と言う言葉が頭の中をよぎりました。そうだ、自由大学でやろうとしていることは、この、問題を設定して、全てを學びととらえ、そして実行して行く。一生健康に生きて行く為に、常にスポーツと共に生きて行く様に、學びながら生きて行くと言う生き方の様に思えて来ました。Ready, Study, Go.

学歴や就職する企業の安定だけでは得られない、真の深い所で得られる自信を得る為に、常に自分から學び続けると言う初期設定。むしろ學び続ける喜びを得ることこそが自由大学の真の目的なのではないか?と思えて来ます。次のオリンピックではサーフィンも競技に成るようですし、新しい競技、新しい問題設定を楽しみながら學びそしてGo.

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READY STUDY GO |自由大学メールマガジン Vol.168より
自由大学

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