人類は滅びてしまうのか-国際サステナブルデザイン会議
September 18, 2007
先日、サステナブルな社会（存続可能な社会）をどのように作り上げて行くかについて、益田文和教授を中心に専門家やデザイナーが集まり、意見交換をした。
また別の日には、友人で南極探検隊長をやっている神山孝吉君にオゾンホールのことなど聞きながら、今度IIDで行うセッションの打ち合わせを行った。
今年は北極の氷が70万平方キロ溶けたそうだ。これは今までのペースでいうと何10年分の量になるという。世界では異常気象が起きている。日本でも40度を超す気温を記録し、熱中症で130人が死んだ。
近く重大な発表がなされ、大きな決断が下されなければ、人類の存続は難しいと考える専門家がたくさんいる。この５年で取り返しのつかないことが起きてしまうと。そんな状況の 中、エネルギーを占有する為に大国が戦争を仕掛けている。国連大学の上層部もシステムや政治に押されてなかなか解決に持って行くことができないそうだ。
今の社会は政治も経済もまた個人の生き方も、昔とは違ってきてい る。刹那的な風潮の中、親が子供を殺したり、子供が親を殺したりすることが起きている。それも取るに足らない理由で。人類にもしも英知があるとしたら、今こそビジョンを持って社会や産業をリデザインし、変えて行かなければならないだろう。知恵を集めて行動を起こすのは今しかないように思う。
人と情報と知恵を集め、戦略を持って思考し、創造的に社会をデザインする必要がある。英知の結晶ができればまだぎりぎり戻せるかもしれない。あるいは一歩先の価値を創造できるかもしれない。そこで僕らが考えている、新しい情報メディアを作ることが生きてくる。
昨年は、P.N.A.N.L（ピース・ニーズ・ア・ニューロゴ ＝ ピースは新しい意味を求めている）というテーマでピースマークのデザインについて考えた。今年からは、持続性のあるメディアでGOOD NEWS（より良いニュース）を発信することで、墜落すれすれになった地球環境での人間社会をデザインする。
例えば、Earth Defense Army（地球防衛軍）を編成し、熱帯雨林を再生させていくのはどうだろうか。熱帯雨林は、切り倒したまま放っておくと元に戻るまで300年かかるが、きちんと植林すれば10-20年でかなり再生可能だそうだ。そして日本はこの分野のスペシャリストがいる。
そして、深いブルーのマークをつけたNavy（海軍）は海洋をきれいにし、Air Force（空軍）は空気、オゾンホールを塞ぐためフレオンガスを排出しない産業構造にするため行動する。
こう考えるとワクワクする。人類は全体知といえる、総合的に考えた大きな世界観を持った知性を強く求めているのではないだろうか。大きな価値観の変化がなされれば、世界の様相を一気に変えることも不可能ではない。その時には、上位概念としてデザイン・コミュニケーションが本領を発揮する事ができる。
そのためには、戦略を深く練り行動計画を立てる人、どんどんと行動する人、それらを情報化する人が必要だ。今後はこうしたことをやっていこうとしている。
Politics, economics and the way of living nowadays have changed from what they used to be. If there are some wisdom left, it is now to re-design society and industry with clear vision.
What if we form "Earth Defence Army?" It will take about 300 years to make the cut out forest what it used to be, but if afforestration has done with everything planned, it will only take about 20 to 30 years. And the point is we have the professional on this field in Japan.
Earth Defense Navy will clean the ocean and Air Force will create a new not discharging Freon gas structure.
Mankind should be whole wisdom. If the big change on sense of value has happened, it is possible for us to overturn what is going on right now on this earth.
We need a person who planns with strategy, who makes action and who could handle those informations. This is what I am going to do.
