スクーリングパッド グローバルデザイナー養成コースに向けて

February 22, 2008

デザインを囲む状況や、デザインの意味の変化と拡大、それらを繋げるコミュニケーションについて考え続けている中で、スクーリングパッドを通じて世界で活躍するデザイナーを日本から池尻から送り出したいという気持ちが益々強くなってきた。

人生の中で、色々な人と知り合い、そこから影響を受け影響を与え繋がり、世界のデザインシーンと関わってきた。運も偶然もあるが、僕は人を元気付かせたり才能を開花というより、本人に気づかせたりするのが好きだと解ってきた。

そして時代を切開きリードする世界を又にかけて活躍するデザイナーを育てたいと思っている。

現在世界の各地でこうした時代を創造するデザイナーやセンスを持つ思想家を育てようと躍起になっている。中国や韓国やシンガポールでもアートとデザインの学校に国家をあげてお金を使っている。フランスやイギリスやオランダは文化省や外務省が自国のデザインの価値を上げる事が国力の一部だといわんばかりに力を入れている。北欧の国々でもアートやデザインスクールの若者にチャンスを与え育てようとしている。

最近日本人で海外で注目されているデザイナーの重鎮の方と良く会って色々と話す機会があった。ボクはデザイナーそのものではないので、デザインする事や絵を描く事を手取り足取り教える事はできないし、所謂デザイン学校を作る気持ちはない。

しかし、こうして世界のデザインスクールやアートスクールで話していると、学校ではなく社会の中に、いや世界中にある今動いている経済の中にデザインのインスピレーションがあるのだと思うようになってきた。

先ず様々なセッションを通して、今日のデザインとは、コミュニケーションの重要なメディアになっていると言う事に気付き、それから自己表現と社会での位置を良く理解し才能や閃きを開花させるべきものだなと分かってくる。

つまりデザインにふれる事と共に、その後ろにあるストーリーや逸話、経験等をどのように作り、どのように自己の存在を表現し社会の中で生きていくべきかを理解して欲しいと思う。

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