Freedom University #3

May 14, 2009

今日、自由大学のホームページが立ち上がった。

これから僕らがやろうとしていることは、先ず意識を変えること。自由観。世界観。歴史観。自然観。仕事観。これら全てをまず現実の社会で新しく変えて行くことをするには、いや変えるというより、本来の姿に戻すには先ず頭を正常に機能させる様に持っていかなければいけないと思う。

その核になる学びの組織である学校や大学が正常に機能しなければいけない。明治維新では本当にいろいろな日本人が近代化の波を作ってきたし、現在その勢いを持っている若者もいる。

しかしこの20年ほどですっかり弱体化してしまった日本人の意識を本来の好奇心や探究心や意欲的に挑戦する気持ちを持って、今の社会の方向を良い方向に戻さないと行けない様に思えてならない。いや潜在的には充分可能性があるので、自ら学ぶサイクルができさえすれば一気に変わって行くことができると思う。

今日も国連大学でのボクのミッションであるUNU Cultural Associationを成立させて機能させ、日本での大きなウイズダムキャンペーンを作って行くことなどを話した。今月21日には電通ホールでこうした社会貢献型モデルをみんなで講演するのでその打ち合わせをした。きっと面白く成ると思う。

こうした大きな組織がこの経済危機をきっかけに本気で考え始めたということは大きいことで、僕はとことん、ない知恵しぼってやって行こうと思う。

また国連大の学長や学長夫人と話していると、世界の知性の最前線と此の自由大学でやって行こうとしていることと本質的に変わらないという気がする。アカデミズムと同時に美意識や叡智や文化が一体と成って思考が深まり、それこそが現在の欲望で凝り固まった世界の現状を切り開くことができると思うし、人類の拡大のみが発展かのような間違った世界観を変えることができる様に思う。

そう考えると今の時代は面白い。知識や研究で業績を上げた学者でも、実際の社会では
叡智に溢れた行動をとれるとは限らないし、学歴偏重型の教育よりも、よく話して知恵を絞り出すすべを心得ている人達に可能性を感じる。

だから今までの優秀な人と言う概念も変わっていかざるを得ないだろう。するとそれを可能にする学び方を提示できる大学が必要だけど、学生数が減って大変な現在の大学では学歴を与える以外は特に大きなチャレンジを勇気を持ってすることは難しいようだ。まあ自分でできることを勇猛果敢にやって行くのが良い。

自由大学ではこの学びの輪を作るという事業を自己責任型成果分配型のアフィリエイトワークとしてやって行こうと思う。この働き方は今までのサラリーマン養成機関の大学では中々感覚的に理解できないものがある。

リチャード・フロリダのいう創造階級の勃興とはこうしてことが理解できる環境がある都市にいる人が此れからの世界を作って行くということを言っているんだと思う。東京はある意味で矛盾もある分変われる可能性がある。この自由大学でいろいろやって行きたいという人が集まってくればこれからは面白くなると思う。

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