パンデミック以降

May 29, 2020

現在、コロナウイルスの全世界的なパンデミックにより世界経済、そして今までの文明の進化に対してストップがかけられている様です。

元に戻る様に期待している人もいる様ですが、僕はもう戻らないと思います。むしろ次に来る世の中はどうなるか?これも何かの警告ではないか?と考えて、この状態を捉えたらいいのではないかとも思います。

東北大震災で津波により大きな被害が起きた時も、海岸が流されて元の自然が現れた時、ある種、人類の文明の無力さを見た気がしました。

それを元に戻して、堤防で囲ってまた津波が来てもいい様にすると言う価値観には、正直僕はなれず、海岸沿いにできた町並みをこれから戻したり、また津波が来ても大丈夫な様に堤防を作ること自体ナンセンスではないか?と思いました。
新しく町並みを考えて次の時代の都市計画を作るといいと思いました。

今回のパンデミックでも、環境問題や地球温暖化がストップし空気が綺麗になったように、人類に新しい働き方、農的生活の大切さ、強欲でお金中心の経済から自然環境や人々の幸せに気を使った社会、病的な価値観と病んだ人々に健康的な意識と新しい価値基準を植えつけることになると思います。

特に健康な食に対する希求、自然環境の中で、新しいデザインの住環境を作って、オーガニックな食事をして健康な生活を自然の中でする様にしたら良いと思います。またそうすることが可能です。

自然の苔庭がある小松市日用の古民家再生から僕は苔庭にたたずんで考えると、日本の思想、日本の家が違って見えました。Moss Philosophy,苔の思想とでも呼べる考えが生まれました。そこで、すぐ隣の滝ケ原に農園を作って、今度はTakigahara Craft & Stayというホステルの様な、デザイナーやアーティストが泊まれる場所を作りました。

人類が80億人くらいに増えて自然環境も悪くなり、美味しい食べ物や綺麗な水も不足し、地球温暖化が進み、これからの人類はどうなっていくのか?不安が募ります。

しかし人類の歴史上、何回も起きてきたペストやコレラやスペイン風邪などのパンデミックの時に人類の歴史が変わり、ルネッサンスが起き、文明の方向が変わりました。

その辺を考えると、今回は人類に対する警告で、大きく変わる様にしている様です。そこで何が問題か?を考えてシリーズで何回か書いていこうと思います。

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