デザインの未来、ブームからスタイルへ、そして

November 6, 2007

昨日までDesign Tideや100% DesignやSwedish Styleなどで忙しかった。

今年はデザインタイドが国立競技場で行われ神宮外苑がデザインのメッカになった。10万人以上の有料入場者が世界中のデザイナーのデザインを見にやって来た。これらは元々東京の家具/インテリアショップが集まって、それぞれの店といくつかの会場で展示を始めたのに端を発する。 

その後1999年から、西麻布の交差点横の空き地やIDEE SHOPなどでTokyo Designers Blockをぼくがやり始めた。世界中のデザイナーの友達に声をかけそれぞれのデザインを持ってイベントに参加してもらった。一方、Swedish Styleは当時の大使夫人のエバさんがデザインに関心があり、スウェーデンの若手デザイナーを呼んで大使館に泊め、イベントを立ち上げたことから始まった。

これが思いのほか盛り上がり、路地裏のギャラリーやカフェなどでも展示会が開かれた。そして30万人以上の人が訪れるようになった。「デザインが都市を覆う」とか「デザインに境界なし」などといったコンセプトを掲げ、デザインを様々な方向からとらえた、展示会、パーティー、イベント、シンポジウムなどが行われた。

先ずデザインに敏感な若者が集まり、それを追っかけてマスコミが集まり、それから企業が追いかけてきた。各国の大使館や学校なども参加して、ついに現在のような状況になった。ファショッンショーやコンサートやスポーツの試合のような熱気に包まれ、デザインが都市の生活に入ってくる状況が出来上がってきた。

そして、何故デザインがこのように人々を引きつけるのかが僕の興味でもある。それを考えるには現代史でのデザインの意味がどんどん広がり、コンピューター文化とともに美意識と情報とそれを伝えるメディアの多様化がキーになっていると思う。

デザインブームが起き、その流れのライフスタイルの中でデザインが役割を果たすようになり、人々がそれを使いこなすようになったのだろうか。いやそもそも、デザインなくしては生活スタイルは考えられない。

しかし、それを支えてきた資本主義的な消費文明は地球温暖化を生み、過度なエネルギー消費は生活文化の中に資本の欲望として浸食してしまった。ここで本来のデザインの在りようが求められ、新しい価値観と美意識でこの地球上での人類の危機を解決しなければいけない必要が生じてきた。我々がそんな場面を迎えていることを認識し、これからのことを考える訳だ。

Sustainable(持続すること)ができる為には、次のビジョンを持たなければいけない。そこにデザインという美意識を持って、次の生活を創造すると力が必要になってくる。どんな夢を持てば次のライフスタイルをクールに行うことができるのか。それは今までの欲望に起因しただけのものでなく、よりきれいな生き方をイメージできるかにかかっている、そう確信を持った。

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