人間はあまりにも愚かだったのか?

November 19, 2008

最近、国連大学といろいろなことをやっていると世界65億の人の話をすることが多い。今日話題になったことで、地球上の10億人は一日1ドル以下で生活しているしあと10億の人は1日2ドルで生活してる。もしもボクがアフリカやアジアのこうした人々が住む地域に生まれ落ちたら、きっと今頃おなかをすかしながら音楽ともデザインとも、スポーツとも文化とも無縁の生活をして死んで行くのかな思った。

そして果たして人類は頭脳の発達した動物なのか疑わしい、そんなことを世界中から集まった学者たちは話している。日本の大学では成績、単位、就職の話しから危機感を持っている。悩んだり、いきづまったりしている点では同じだが、本質的で強い疑問や問いかけがある。世界の英知をなんとか結集させて、人間という種は賢くて集団で行動するがよく考えている、と言わせたい。

今朝、CNNを見ているとG20でIMF(国際通貨基金)を強化、世界銀行を強くして、国際金融システムを大きく見て架空の富をなくし実体経済を強くすることをコントロールできるようにしなければこの恐慌を切り抜けられないし再びこのようなことが起こるだろう。ということを言っていた。

そこでボクが考えたのは、IMFを強化するだけでなくUNU(国連大学)も強くしないといけないということ。世界中の大学でclever ,smart,inteligentな人を育てようとしているが、Wiseな人が必要で、ここのところを強くして行かないと世界はうまく行かない。考える力、本質を見抜く力、脳の能力がこの100年ぶりの危機を救う。英知こそが大切だし、自分たちの生き方を決めて行くだろう

何でも話せて笑ったり泣きそうになったりしながら楽しめる自分がほんと運がいいと思った。人間はあまりにも自分勝手で愚かな動物だと思う一方、すばらしくて、あり得ないぐらい、いい所もある。なんとか知の方向をうまく持って行きまとめあげたいものだと深く思う。

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