Public Wisdom 2009
December 31, 2008
数年前に、公共交通と運送は別にして近未来の世界では車がそんなに必要かと思い、No Car Day=一日中車に乗らない日を作ろうというのを考えた。近頃では高級車でデートするなんていうのは古く、むしろ自転車でもよいからゆっくりデザインや音楽や食べ物など楽しむ人が増えた。また美味しいもの作れるシェフの方がモテたりしてきていた。
数年前に、公共交通と運送は別にして近未来の世界では車がそんなに必要かと思い、No Car Day=一日中車に乗らない日を作ろうというのを考えた。近頃では高級車でデートするなんていうのは古く、むしろ自転車でもよいからゆっくりデザインや音楽や食べ物など楽しむ人が増えた。また美味しいもの作れるシェフの方がモテたりしてきていた。
最近、スクーリングパッドの卒業生たちがやってるTokyo Design Flowのフリーペーパーが面白くなってきた。
これと同時にウェブも充実させて新しいメディアを作ろうと思っている。来年1月はHARDがテーマで、オバマの大統領就任式に突撃取材してくる準備もしてるようだ。そもそも今回の大統領選挙は新しい時代を予感させる要素がたくさんある。
正規社員でない人が仕事をカットされているらしい。非正規社員や派遣社員はこの時期真っ先にクビになる。そして次は正規社員もカットされるだろう。最近こういったトヨタやホンダの下請けの話が良く取り上げられている。
一方、アメリカでは3大自動車会社は社長が20億ぐらいの年収をもらい、自家用ジェットで飛び回り、一方労働者も全米自動車労組は強く首を切りにくい。そこで公的資金を投入するのを議会が拒み、このままいくと、一度破綻して、みな解雇され新しい組織で再出発せざるをえない。
昨日も新聞やテレビでマンションの販売が落ち込んでいて今迄なかった不況だと報道していた。全盛を誇り産業の柱になっていた日本の大企業が赤字に転落したり、社員をカットしている。来年中には300万人ぐらいが首になるのではないかといわれている。
現在世界中で起きている金融危機から発した不況を、人々は現象的には1930年代のウォール街からの大恐慌と比べてみているようだが、これは根本的に違うと思う。
スクーリングパッド水曜日のブックコンシェルジュコースに都築響一氏をお呼びした。
彼の事は20年以上注目してきたし、一緒にミャンマーの友人の結婚式なども行ったりしたこともある。日本のこの20年のデザインの流れも、ポパイやブルータスの編集者以降、彼が批判的に作ってきた部分があると思う。
冒険は都市にある、と思ってからは世界中の街を周り続けてきた。また都市にはジャングルのように危ないものが満ちあふれている。猛獣や毒蛇のような人間も生息している、と同時に奇麗な花も咲いている。ここに生きる我々は新しい社会の到来を目の前にしている。世界がますます面白くなってきた。
最近、よくWin-Winと言うが、この言葉は、まず音の響きが気持ち悪いし、何か嘘くさくて嫌だ。
I win but you win. つまり「僕はやるよそして勝つからね、だけど君も勝ってもいいよ」という姿勢ではなく、本当は「勝ちも負けもなく両方が上手いき満足できるフィールドに居たいので、君がうまく行けば良いし、そのやり方だと僕も成功といえるよね」という考え方ができたら一番良いと思う。
昨日ポートランドのかつさんが池尻まで僕に会いにきてくれた。彼の話しではアメリカは大不況で消費意欲は落ちているけれど、オバマに賭けたりなど新しい動きが起きているので、未来に立ち向かう意欲のある若者は多いようだ。