新しい時代の広告

January 18, 2009

僕らが作ろうとしているウェブテレビ会社we-tvは広告の取り方として、オバマの選挙運動を参考にしている。

日本では政治家の後援会とはお金を持っている大企業か個人のお金持ちが自分の利害を考えて、この政治家を押さえておけばいいという事であり、純粋にその政治家の思想をや政策を支持しているかどうかとはかけ離れてしまっている。

マスコミや雑誌なども企業広告なくしては成り立たないから、自分の思想やジャーナリズムの基本である事実を自分の目で伝えるということからかけ離れてきてしまっている。その結果肝心の読者や視聴者にとっても面白くないものになってしまっている。

資本主義と情報を比較で考えると、企業が自由に金儲けをするのは良い。しかしこれは奇麗な景色の土地を土地さえ買えば自分のものと言わんばかりに勝手に線を引き、壁をつけ門を作り工場や建築を作り、土地持ってるから勝手に仕事をやって金儲けして何が悪いとばかりにやるようなものだ。

情報もどの入り口から入ったかで情報源がお金の出所と同じになるようになった。ここで情報革命が盛んになる第一次炎上があった。それに続いてウェブ2.0社会。これは土地を解放してみんなが自由に使えるようにということだ。

しかしここでお金はどこで儲けるのか?という疑問が浮かぶ。今クリエイティブ企業ではここをどういう理論で乗り越えかつ嘘でない報酬の仕組みを作るのかが大いに議論されている。

広告されて有名だからモノをかう、ブランドを知ってるから買う、という時代も終わろうとしている。視聴率から影響力指数へ。発行部数から発信力に。知名度から親密度へと変わって行く。企業がやっていることの顔が見えて、それに嘘がなくその事業に好意、シンパシーを感じることができるかが大切になってくる。ここがないと未来に対する期待ができない。

美しい大地にどんな建物が建ちどのような景観になるかが分からないとその土地の値段も下がる。ただウエッブを作ればいいという時代は終わった。ウェブガーデナーがウェブをきれいに手を入れて管理しておいてくれないといけない。情報の門番(ゲイトキーパー)がその中の情報を独占仕切れない時代だ。

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