フリユニモデルで働く、学ぶこと。

May 25, 2009

僕のこの3年間が充実しているのは、ある意味スクーリングパッドで毎週セッションをしているからだと思う。

ゲストスピーカーが全員職業人であることも刺激だ。セッシオンでは彼らがどうやって事業を伸ばしているかの興味が後ろにある。だから話を聞き、考え、質問をする。そしてその答えを参考に自分の仕事に当てはめてみる。すると教えるよりも学ぶことが多い。

人生を組み立てる時、仕事と学びと試みの3つが同時にあると一番充実していると思う。だから僕は自分のことを先生などと呼ばれると、恥ずかしいというより馬鹿にされている様に感じる。

自分が学んでいるという気持ちでいると、いつまでも老けないし、まだまだだと思えるのではないだろうか。今回立ち上げた自由大学を発展させて行く為には、それ自体を自己増殖させなければいけない。

また自由大学で働くこと自体が大きな意味で学びの実験であり、今までなかった学問を作り上げることになるのではないだろうか。それは日本の教育方法の弱かった部分を補うと同時に、企業のあり方が問われている現在、社会にとっての大きな刺激になれるのではないかと思う。

そこで僕は自由大学では一つの講座「未来の働き方、フリユニモデルで働く」だけを担当しようと思う。

この講座を通して、立ち上げから一緒にやっている林篤志君と、自由大学の中で仕事を生み出していく行く方法や、講座そのものを組み立てて行くことを考えて行きたい。講座のプランニングも、教授の探し方も、新しい視点で学問を作って行く方法で行いたい。

疑問点を出し、考え方を比べて大きな意味で答えのある方向を見定めること。そしてそれを浮かび合わせる様に比較し追求していく行く手法を教えたい。それには色々と刺激を受けながら、答えが明確でないもの、答えが始めからはない問題を解いて行く、問題そのものを問いかけて行くことが大切ではないかと思う。そしてそれを仕事にすること。

前回のスクーリングパッド、ブックコンシェルジュコースのセッションでは、2009年7月号が最終号ということで、復刊活動Forever Esquireも行われているエスクァイア日本版の副編集長で、この号を担当した小谷さんをお呼びした。

今後どうしたら良いのかを色々な方向から話して行くことはスリリングだし、そのもの自体が学問だといえる。そこで復刊するための方法を考えると同時に、何が問題だったのかを浮かび上がらせる。そしてこの講座を組み立てているシランさんの「そもそも現代の教養とは何なのかという」質問を取り上げて、それを手がかりにみんなでまた考えていった。

こうした方法こそが自由大学/フリユニで行いたいことだ。興味がある人はぜひ来て欲しい。


自由大学
未来の働き方、フリユニモデルで働く
申し込み締め切り日:5月25日

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