和して同ぜず

January 12, 2021

世界的に異常気象やコロナウイルスが拡がり、今までにない状況が広がっている。アメリカはドナルド・トランプが大統領であり、社会的に混乱している状況だ。また中国は香港弾圧、ウイグルやチベットでの統治など、まともな社会とはいえない。世界中がクレイジーな状況だと思う。

その昔は日本は大和、大きな和む場所であった。人々が温和で、ギスギスしていないで、和やかな場所。平けく和む、平和な場所、フラットで和やかな人々の居る場所。これが理想的な場所だった。

この和ごむとはどの様なことなのかを考えてみたい。
元来日本は「木々一本づつに神が宿り、人々はお互いに尊重して穏やかで温和で和を持って尊いとする。」と言う社会であった。

また、我が家の家訓に「和して同ぜず。」という言葉がある。これは「和むけれど決して同化しない、群れを作り同化してグループ化しない。」という意味である。これは、自主的な独立した人間性を守りながら和やかに暮らす事だと思う。

これを世界中の民主主義の新しい視点として、もっと日本人として、主張しても良いのではないか?と思う。それぞれが尊重して和むが、同化しない。

ここが、現在の世界に欠けている。むしろ、学校、故郷、会社など、同じことを、無理矢理見つけて群れる。そこは和して同ぜずが日本的な民主主義の基本姿勢になるようだ。

静かに、和を持って本質的に違いを問い直すのはいい。そうすることから進歩が生まれる。世界がもっと和やかになるといい。国と国が対立している場合では無い。国の利害や権力を競うより、共通の目的を設定して、それに協力しながら向かうようにすると良い。

新年早々、大きな目標を持ち世界を考えて行かないと、人類の未来は危ういと感じた。それには、大きく和やかに、和気藹々と議論し、和して同ぜず変化し続けていくことだと思う。

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