Fail harderからKick it hardへ

November 28, 2008

「Fail harder=もっと激しく失敗しろよ。」という言葉がポートランドのワイデンアンドケネディーのバーに書いてある。これが奇麗なロゴで印象が強く、日本から連れて来たスクーリングパッドの若者たちもこれに大受けしていた。

ワイデンアンドケネディーのジョン・ジェイのセッションでも、自分で勇気を持って新しいことに挑戦するのが大切で、みんな大いに失敗しろと話してくれた。それ以来、Cry hard とか Run hard、 Walk hardなどHardネタで盛り上がっていたら、スクーリングパッドのクルーの中で靴屋に修業に行って、木型から靴を作ることをマスターした名倉君という若者がいた。

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クライアントとユーザー

前から言ってきたことだが、今度のアメリカの大統領選挙では選挙の後援会と選挙の投票者が重なってきたということがある。今までは選挙の後援会長はお金持ちの企業か組織の長などであり、彼らが投票者に働きかけるという流れがあった。

依然日本では色々な組合や利権に絡む組織が多いようだが、オバマの選挙参謀は支援者から$30とか$50くらいの金額を寄付してもらい易いような情報とウェブの流れを作り、それらの合計が600億円にもなった。これは投票者=後援者という図式ができつつあるということ。

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情報のフローと情報のストックとしての本

November 27, 2008

原宿の僕の事務所の下で選挙のスピーチをしている。不況で正規雇用者以外は過酷な労働条件で皆貧乏になっていることを言っている。

アメリカやフランスも自動車産業の労働者が職を失いそうな危機だ。急激に車社会に嫌気がさしてきたのは、オイル価格が上がり中東石油成金がさらに儲けオイルメジャーが儲け、中東戦争も結局この利権のためであることがわかってきた。こうした流れが本当に人類のためでもなく、嘘が当たり前で情報が信じられず、食べ物も生活も何か実体のない空虚なものに思われてくる。

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人間はあまりにも愚かだったのか?

November 19, 2008

最近、国連大学といろいろなことをやっていると世界65億の人の話をすることが多い。今日話題になったことで、地球上の10億人は一日1ドル以下で生活しているしあと10億の人は1日2ドルで生活してる。もしもボクがアフリカやアジアのこうした人々が住む地域に生まれ落ちたら、きっと今頃おなかをすかしながら音楽ともデザインとも、スポーツとも文化とも無縁の生活をして死んで行くのかな思った。

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論理と理論、LogicとTheory

November 16, 2008

論理とは、論があるから理がある、色々と議論をして、違う考えと触れて、揉んで、考えてみる。そして異なった意見の中から共通項や両方を包む理を抽出する。問題を解くロジックを獲得する。それから完成された理論を作る。問題意識を持つこと、問題設定をすること。問うこと。その解決から理論を導く。

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出版流通再生について

November 8, 2008

Always changing is like flowing.いつもChangeとアメリカの大統領選挙のたびに聴くが、日本の文化では時代を、行く川の流れに例えて、社会を読み世の無常を感じ入るもの。いつも変わり続けるのは流れて行くようなものだと思う。

最近スクーリングパッドのブックコンシェルジュコースで出版業界の人と話していると、あまり売れなくなってきた本の業界も、新刊本を出さなければ売り上げがたたないということで、ますます多くの本が出版されるという。本や雑誌が消費材になり次々に消費され、売れ残りは裁断されて行く。

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アイスランドで何が起きたか?

November 5, 2008

100% Designでアイスランド人のデザイナー、Katrin Olinaと話すことになった。

当初は、アイスランドで生まれパリの学校に行き、スタークやロスラブグローブの所で働き、マイケルヤングと結婚して一緒に仕事してそれから離婚してという彼女の経歴を話しつつ、デザインブームの真ん中で生きてきた一人の女性デザイナーがよりフェミニンにアートに生きて行くのを、現在の金融危機とアイスランドの状況とダブらせて、世界の変化を浮き上がらせてみようという腹づもりだった。

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和魂洋才

November 1, 2008

最近よく感じることに、現代の若者で昔の日本人の格好と違う洋風の格好をした人と話していると、彼らも実は日本に本来ある、昔からの精神を求めているというのがよく分かる。

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